制服記

いつまでも不自由を愛さないでね。

おいしいごはんはひとりで

 

私が仲よくなるのは似てる人と反対の人の二極かな、と書き進めて気づくのはみんなどこか似ているから仲良くてどこか似てないから一緒にいるのだと。

最近仲いいふたりは揃っておいしいものをひとりで食べるのはさみしいというんだけど、それがどうも理解できない。

 

さみしさを伝えないのもまた愛なのだ。

ここぞとばかりに大学の人気度が顕著に表れるような規模と盛り上がりを見せる学祭の期間になった。

私のサークルは1年生だけがすごく忙しいけど、その分同期と仲よくなる。私たちは去年このころから一段と仲よくなった同期と、もう1年か早いね、とか言って懐かしむ。

去年は忙しかったり技術的にも微妙だと思って出なかった学祭ライブに今年は出た。

うれしくてストーリーで告知しようかとも思ったけれど、なかなか難しいフレーズがあるので緊張が勝って載せられなかった。永遠に載せられない気がする。

一番いい形では弾けなかったけどまあ見るに耐えうるものだったらしく、ただの飲み会要員と思われている私をみんな褒めてくれた。単純にうれしかった。

久しぶりに開放感のある打ち上げでは同期に飲まされたあと、すきな男の先輩が男とキスするのを永遠に動画にとっていたようだ。

そのことに気づいたのは二日酔いでベッドから抜け出せない翌日だった。いつもは記憶をすぐなくすのに、昨日のことは覚えている。なのにいつもより頭痛がひどい。最近飲むとすぐ頭が痛くなるのは正常なのか異常なのかわからなくて怖いね、とこのまえ同期と話した。

家にこもることにした(せざるをえなかった)のは自分の選択なのだけど、誰とも会わないとやっぱり寂しくて、彼に、ご飯食べない?と聞いたら、全然あり、と返されたけど、打ち上げにいこうかと思っていたことを告げられたので、いっておいでと伝えた。いいよと言われても彼の時間を自分だけのものにできないのは、見合う楽しさを提供できるかわからないという自信のなさからだろうか。嫌なものは全部自分の自信のなさゆえな気がしてくる。

昨日は私のすきな先輩のライブもあった。なんとかぎりぎり間に合って見れたんだけど、ライブ中に教室に入ってライブ後すぐ出ちゃったから私が見てたことに気づいてないと思う。最近片耳かけの髪型らしいことはほかの先輩のストーリーをみて知ってたけど、実物はもっとかっこよかった。だいすきだなと思ってずっと見てた。

ライブ前日から打ち上げいきましょう、と連絡してたのに先輩は来なかった。でも実はそれでもよくて、それなら今度ご飯いきましょうと誘うつもりでいた。なんなら2人だしそっちのほうがよかったかもしれない。

 

17時まえなのに天気が悪いせいで空は真っ暗でなんとなく鬱っぽい気分になっていたけど、いい音楽を見つけてすこし気分があがった。ご飯いきましょう、と送っといたメッセージにも、いく、と返信があって、感じていたさみしさはだいぶやわらいだ。

気分がよくなった私はひとりで外食することにした。

おいしいごはんは1人派なのだけど、ファミレスレベルのごはんはやっぱり誰かとがいい。

先輩とのご飯はどこに行こうかなんて考える。彼とは意外に趣味が合うのだ。

私が彼をすきすぎて、彼の好みをすきになってしまうからかもしれないけど。

 

そういえば、彼がいいねしていたnoteの記事の内容をみて微笑んでしまった。

だって絶対にあの内容は私のことを思い出したに違いないから。