制服記

シティガールたちよ。

きょねんのわたしとのはんせい

 

秋、11月、この時期の空気の匂いはどこか懐かしい。嫌なことがありそうで、たのしくなりそうで、寂しくて、わくわくする匂いなんだけどこれはどうも形容できない、ただ外にいたくなるのは確か

 

私のすきなあの人にだけは、あの人だけはしてほしくないことがある

いつもだめなところさえ愛しくて、愛せる自信しかなくて、それが逆に私を生かしてくれるんだけど、そんなの全ては幻想だったと夢見ていただけだといやでも気づく瞬間が、ふとまったく考えなかった方角から刺してくるから日常とは生温いものではない

それだけは、ああいう子にだけは、どう私が祈ってるか彼はつゆほども知らず、分かる人にだけは分かる形の気持ち悪さが垣間見える

ただの文字にここまで心動かされてばかみたいだな、気持ち悪い、いやだ、気持ち悪い、嫌い嫌い嫌い、絶対嫌いだからね

 

いやなことは重なるもので、などという言葉は嫌いでしてね、いやはや、それでも重なる時もある。

嫌いになりそうでもやっぱりすきになりたいと願って乗り越えて信頼した相手に裏切られる、自分が悪いから何も言えたあれではないけど秘密だよって言ったのに、私はあの子をすきでいたいと、あいつも嫌いでいたくないと願ったのに

過去は過去においてこようっていくら私が思ったっていつまでも清算されない過去、私が受けた傷や守りたいものなどお構いなしという暗黙のメッセージ。

大人げないと思われたり気を遣われるのはごめんだからにこにこしようとしてみたりなんかするけど、どうせ大人じゃないから許せない、大人だからもう許しちゃいけない気がする

疑心暗鬼な彼を笑ったこともあったね、ある時いきなり私が間違っていたんだと思わされる瞬間に彼こそが正しいのかと自分に問う

許したくたってどれだけすきでも許したら自分が傷つくとか、何が幸せなのかわからない

何があったってすきでいられるなんて嘘、ただの憧れなんて嘘、信じたかったのは本当

勝手にすきでいることも、勝手に嫌いでいることもできないんだもんな

分かられるのも、近づくのも、特別になるのも勇気が必要だ、裏切られても諦めちゃいけない、どう信じたら愛したらいいのかわからないけど諦めたら終わりなのよ