制服記

いつまでも不自由を愛さないでね。

にゅ〜あるばむについてのこうさつ

 

空白の多さは自己中心主義を投影する。

 

勝手に彼を私とセットにして二人と呼んで、歌詞で二人の輪郭をなぞって、まるで壮大なお話にする

歌詞が示した、人間の曖昧さとか、深刻さとか、ゆるさとか、すべて私が彼に思うこと

彼はあの人とすこし似ているからすきだし、あの人はすこし彼に似ているからすきだ

 

あの人は私が表現できないことを歌詞にする、そうその通りなのって誰かに話さなきゃいられないのが私、そういうことを誰にも言わない彼

ふわふわした気持ち悪くて人間らしくてどうにか形にして残したくなる感情をもつひとを表現者と呼びたい

せかいを肯定否定したり断言しないでもっと曖昧にしててね

自分のまわりの、世界のほんの一部でしかない世界を大きく話してればいい

世界を変えるだとか、国を救うだとか、そういうことより、食べたら寝て、起きたら散歩しにいこうぜ〜。